外国人が日本でずっと住むための永住者ビザの条件などは?

永住者が取得する永住者ビザとは

永住者とは、法務大臣が永住を認めて永住権を許可され日本で暮らす外国人のことです。

なお、永住者には、一般永住者と特別永住者(戦後から引き続き日本で生活している一定の外国人及びその子孫)の2種類があるのですが、このページの説明は入国管理局で永住許可申請をすることができる一般永住者となります。

永住者が取得する永住者のビザ(在留資格)というのは、外国に住んでいる外国人では取得できないので、永住者のビザを取得したい場合は、日本に滞在している外国人が永住許可申請または在留資格取得許可申請(永住者ビザを取得している外国人の子どもなど)をすることになります。

このビザの大きなメリットは、永住者のビザは行うことのできる活動に特に制限はないので、日本の法律を遵守していれば日本人と同じように働くことができるということです。

そのために、入国管理局では永住者のビザはその他のビザより審査が厳しくなっており、おおよそ4~6ヶ月の間審査されます。

また、在留期間が無期限となるので、わざわざビザの更新をする必要がなくなるというメリットもあります。

永住者ビザを取得するための要件とは

一般的な要件は以下のようになっています。

要件 概要
素行が善良であること 法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいること。
独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有すること 日常生活で公共の負担(生活保護等)が原則としてなく、かつ、資産、技能からみて将来も安定した生活が見込まれることが必要となります。
原則として引き続き10年以上日本に在留していること。ただし、この期間のうち、就労資格又は居住資格をもって引き続き5年以上日本に在留していること。 継続して10年以上ですので、一度日本を出国して新たなビザで入国した場合は、継続しているとは言えません。

なお、これには緩和要件があります。

罰金刑や懲役刑などを受けていないこと及び納税義務等の公的義務を履行していること。 以下のような場合はこれに該当しないものとして扱われます。

●過去に懲役刑又は禁錮刑がある場合

  1. 執行が終わっている、又は執行免除を得た日から10年を経過している。
  2. 刑の執行猶予の言い渡しを受け、その執行猶予期間を経過したとき。

●過去に罰金刑がある場合

  • 執行が終わっている、又は執行の免除を得た日から5年を経過している。
  • 刑の執行猶予の言い渡しを受け、その執行猶予期間を経過したとき。
現に有している在留資格について、最長の在留期間をもって在留していること 当面、在留期間「3年」を有する場合は「最長の在留期間をもって在留している」ものとして取り扱うとなっています。
公衆衛生上の観点から有害となるおそれがないこと。

原則10年となっている在留期間の緩和要件

一般的要件の中に「原則として引き続き10年以上本邦に在留していること。ただし、この期間のうち、就労資格又は居住資格をもって引き続き5年以上在留していることを要する」があります。

この要件は緩和要件があり、以下の一定の外国人は緩和要件を満たせば、原則10年の一般要件を満たしたことになります。

該当者 要件
・日本人の配偶者

・永住者の配偶者

・特別永住者の配偶者

実体を伴った婚姻生活が3年以上継続し、かつ、引き続き1年以上日本に在留していること。
・実子

・特別養子

1年以上日本に継続して在留していること。
 定住者ビザの外国人  5年以上継続して日本に在留していること。
難民認定を受けた外国人 難民認定後5年以上継続して日本に在留していること
日本への貢献を認められた人 外交、社会、経済、文化等の分野において我が国への貢献があると認められる者で、5年以上日本に在留していること。

詳しくはこちらをご覧ください。

高度専門職ビザの外国人 ポイント計算を行った場合に70点以上を有している者であって、次のいずれかに該当するもの

  • 高度人材外国人として3年以上継続して日本に在留していること。
  • 3年以上継続して日本に在留している者で、永住許可申請日から3年前の時点を基準としてポイント計算を行った場合に、70点以上の点数を有していたことが認められること。
ポイント計算を行った場合に80点以上を有している者であって、次のいずれかに該当するもの

  • 高度人材外国人」として1年以上継続して日本に在留していること。
  • 1年以上継続して日本に在留している者で、永住許可申請日から1年前の時点を基準としてポイント計算を行った場合に、80点以上の点数を有していたことが認められること。

永住者ビザを申請するときの注意点

永住許可申請の審査は、通常の申請より審査に時間が掛かるため(標準処理期間は4~6ヶ月)、永住許可申請中に現在お持ちのビザの在留期間が経過する場合は、現在お持ちのビザの在留期間更新許可申請をしてください。
そうしないと、永住者のビザが取得できなかった場合には、最悪の場合、不法滞在(オーバーステイなど)となり退去強制が執行されてしまいます。

なお、たとえ永住者のビザを申請して不許可となっても、不許可という事実が現在お持ちのビザに何かしらの影響を与えるわけではないので、永住者のビザを取得したい人は申請してみたほうがよいと思います。

永住者ビザはメリットが多いからです。

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