退去強制で日本に入国拒否されている外国人の上陸特別許可の手続き

上陸特別許可の手続きとは

上陸特別許可とは、「日本に入国が拒否されている外国人が日本に入国するための手続き」であり、入国が拒否されている場合にはこの手続きをしないと、ビザを取得して日本に入国することができません。

「法務大臣が上陸の要件に適合していない場合でも、上陸を特別に許可すべき特別な事情があると認められるときは、裁量により上陸を特別に許可することができる」となっています。

上陸特別許可が認められると、昔は「7-1-4」と記載されていましたが、現在では「5-1-○」と記載された在留資格認定証明書が交付されます(○の数字は個々の違法事案によって異なります)。

上陸特別許可が認められる主な要件とは

上陸特別許可は以下のような場合には認めれます。

  1. 外国人が再入国許可を受けているとき
  2. 外国人が人身取引等により他人の支配下に置かれて日本に入ったものであるとき
  3. その他法務大臣が特別に上陸を許可すべき事情があると認めるとき

1と2はかなり限定されており、実際に上陸特別許可を求めるときには3に該当するとして上陸特別許可を求めることになります。

この3については、一見するとどのような場合かわからないと思います。

実際に明確な基準はないため、どのような場合に認められるかは入国管理局の判断となりますが、主な要件として考えられるのは以下のとおりです。

重要なキーワードは「配偶者」となります。

  • 原則として、申請人が日本人の配偶者または永住者の配偶者であり、婚姻信憑性の立証が十分になされていること。
  • 在留資格認定証明書交付処分時において、退去強制後2年以上以上経過していること、ただし、子どもがいる場合は、その事情を考慮して期間が短くなる可能性があります。
  • 在留資格認定証明書交付処分時において、婚姻後1年以上経過していること。
  • 執行猶予付き有罪判決を受けた後に退去強制された場合には、在留資格認定証明書交付処分時において、執行猶予期間もおおむね経過していること。

上陸特別許可が認められるまでの流れ

以下は、ビザを取得するための上陸特別許可が認められるまでのおおまかな流れとなります。

  1. 必要書類の収集と作成
  2. 住所地を管轄する入国管理局で、上陸特別許可を求める在留資格認定証明書交付申請を行う
  3. 入国管理局が受理
  4. 認定証明書が届くまで待機(この間に追加書類を求められたらすぐに対応する)
  5. 認定証明書が届く
  6. 認定証明書を申請人に郵送する
  7. 日本大使館(領事館)で手続きをする(一部の国では代理店で手続きをする)
  8. 査証が発給されたら来日する
  9. 日本の空港で口頭審理等の入国審査が行われる
  10. 入国審査が終了したら日本での生活がスタート
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